ストレスで髪は薄くなるのか
「あんまり悩むとハゲるぞ」と言われることがありますが、実際にストレスと薄毛には関係があります。
ストレスと薄毛の関連性のすべてが明らかになっているわけではありませんが、男性ホルモンが関連するケースがあると考えられています。
ストレスと男性ホルモンと薄毛の関係
男性型脱毛症(AGA)は、DHT(ジヒドロテストステロン)というホルモンが毛根の発毛活動を邪魔するために引き起こされます。
人は強いストレスを受けると代謝機能が低下し、血流が悪くなることが確認されています。
頭皮の血流が悪くなると体は血流を増やす効果のあるホルモンを多く分泌しますが、それにともなって薄毛を進行させるDHTも増加して抜け毛が増えます。
ストレスと円形脱毛症
強いストレスを受けると円形脱毛症になる例が見られます。これは自己免疫性疾患によるものだと考えられています。
体内にウィルス等の病原菌が侵入するとリンパ球が抗体を作り、病原菌を排除しようとします。これが通常の免疫反応です。
しかし、ストレスにより自己免疫性疾患になってしまうと自分の体を外敵と判断して攻撃するようになります。攻撃対象が髪の毛だと抜け毛が増えて円形脱毛症になります。
ストレスを軽減する生活を送ろう
上で説明したようにストレスを受けると薄毛が進行する恐れがあるのでできるだけストレスを受けない生活を心がけましょう。
仕事や人間関係などストレスが多い現代社会ですが、タップリと睡眠を取る、趣味でしっかりストレス発散するなどの取り組みを行い、ストレスを軽減する生活を送りましょう。
円形脱毛症の場合は、原因となったストレスを取り除けば再び髪の毛は生えてきます。ただ、AGAの場合は、円形脱毛症ほどはっきりと薄毛が解消されたという例は確認されていません。
この場合は、適切な育毛剤で育毛対策を行うのが良いでしょう。
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